ぼくも気がつくと36歳。筋トレはアンチエイジングに良いとはよく言われますが、筋トレだけでは足りないのも事実。
肌やシワなども気になるお年頃…
そんなときにSNSの投稿である人物が目に飛び込んできました。
「……え、この人、60歳なんですか?」
引き締まった身体に、さらっと着こなしたシャツ。年齢を知ってから写真を見ると、つい二度見してしまいます。腹筋もすごいけれど、その自然な雰囲気までかっこいい。
今回紹介するのは、シンガポールのモデル・写真家、チュアンド・タン(Chuando Tan)さん。2026年3月3日に60歳の誕生日を迎え、本人のInstagramにお祝いの写真を投稿しています。

https://www.instagram.com/p/DVa3s7JkfLp/?img_index=2&srtk=MTBmaGZ2ZWh1Z3ZrOA==
まず知っておきたい。「若く見える」と「老化しない」は別の話
ここで気になるのが、「何を食べたら、こんなふうになれるの?」ということ。できればスーパーで買えるものでお願いしたいですよね…笑
ただ、タンさん自身は、もちろん我々と同じように年齢を重ねていることや、若く見えると期待されるプレッシャーについて話しています。遺伝の影響も認めています。
だから、『同じ献立を食べれば同じ見た目になる』、という話にはできません。写真から、その人の健康状態や身体の「若さ」を測ることもできません。
そのうえで、長く身体を大切にしてきた人の暮らしには、参考になるところがありそうです。見た目を競うより、「将来の自分も、好きなことを楽しめる身体でいたい」。そんな気持ちで読むと、ぐっと身近に感じます。
食事は意外と身近。しかもアイスも楽しむ
2023年のCNAのインタビューで紹介された食事には、卵やオートミール、プロテインシェイクなどの朝食、鶏肉や魚、ご飯を組み合わせた昼食・夕食が登場します。さらに、天ぷらやアイスクリームも楽しむそうです。
アイスも食べる。その情報で、急に親近感が湧いてしまいます笑
毎食、謎の高級食材を食べているわけではなくて、本人が挙げた食べ物を見ると、日本の食卓にもなじみのあるものが並びます。
おにぎりだけで済ませていた昼食に、卵や魚のおかずを添えてみる。野菜の小鉢も選んでみる。
「今日アイスを食べたから、もう全部ダメだ」まで行ってしまうと、身体づくりがしんどくなります。普段の食事を整えつつ、おいしいものも楽しむ。僕は、そのくらいの付き合い方に惹かれます。
すごいのは、一回の追い込みより長く続けてきたこと
タンさんは20代前半からウエイトトレーニングや食事管理を始め、それが生活の一部になったと語っています。
一か月だけ本気を出した結果、という話ではないんですね。「秘密のメニュー」を知りたくなりますが、むしろ気になるのは、どうしたら運動を日常に置いておけるかということ。
運動を始める側は、いきなり彼の身体を目指さなくても大丈夫。WHOの成人向けの目安では、週150〜300分の中強度の有酸素運動と、週2日以上の筋力トレーニングなどが勧められています。これは健康のための目安で、若く見えることを保証する数字ではありません。
運動習慣がないなら、まずは短い散歩や、無理のない筋トレから。十分に動けた日だけを合格にすると、忙しい週は全部不合格になってしまいます。「今日は少し歩けた」を積み重ねるほうが、生活には入りやすそうです。
睡眠と肌のケアは、僕たちの日常にも足せる
睡眠やスキンケアもテーマとして紹介します。ここでは、タンさん本人の細かなルーティンと混同せず、一般的な健康情報を補足します。
CDCは18〜60歳の成人に、1日7時間以上の睡眠を勧めています。寝る前のスマホで、一本だけのつもりが三本、四本……。身体に良い動画を見ながら睡眠時間を削っていたら、ちょっともったいない。
まずは就寝前に見る動画の本数を決める、寝る支度を少し早める。新しいことを増やすより、夜の時間を見直すところからでも始められます。
肌については、紫外線対策も押さえておきたい基本です。米国皮膚科学会は、日陰や衣服を活用し、露出する肌にはUVA・UVBの両方を防ぐSPF30以上の耐水性の日焼け止めを使うことを勧めています。紫外線は、しわやシミなどの早期の肌老化にも関わります。
これはタンさんが使っている製品の紹介ではありません。「何の高級クリームを買うか」の前に、日差しから肌を守る習慣を考えてみる、という補足です。
あの人にも身体の悩みはある。そして、歳を重ねても楽しみたい
2025年のVogue Singaporeのインタビューでは、タンさんが関節の不調からの回復や、ジムへの復帰に向き合っていることも紹介されています。あの見た目だから、いつでも何でも順調というわけではないんですね。
また同じインタビューでは、年齢を重ねても、自分自身のために魅力を大切にしたいという考えが伝わってきます。
他人に何歳に見られるかだけを目標にすると、評価は相手任せ。でも「好きな服を着たい」「旅行で気持ちよく歩きたい」「新しいことに挑戦したい」なら、自分の暮らしにつながります。
筋トレも、その楽しみを支える選択肢の一つ。すぐに腹筋が割れなくても、運動する時間を少し作れたなら、その一歩には意味があると思います。
60歳の写真に驚いたら、今日の一つを変えてみる
タンさんの写真には驚かされます。でも、読んだあとに「自分とは別世界の人だ」で終わってしまうのは、少しもったいない。
今夜は寝る支度を少し早くする。明日は少し歩く。昼食の組み合わせを考えてみる。全部を一度に始めなくても、気になったものを一つ選べます。
60歳の自分に、何を楽しんでいてほしいか。 そんな想像をしながら、今日の身体を少し大切にしてみる。タンさんの姿から持ち帰りたいのは、そのきっかけです。
筋トレだけでなく、挑戦や日々の試行錯誤も発信しています。
参考・出典
- CNA Lifestyle:60歳の誕生日を報じた記事(2026年3月4日)
- CNA Lifestyle:本人の食事、運動歴、加齢への思いを扱うインタビュー(2023年1月5日)
- Vogue Singapore:キャリアと年齢との向き合い方についての本人インタビュー(2025年)
- WHO:Physical activity(成人の身体活動の目安)
- CDC:About Sleep(年齢別の推奨睡眠時間)
- 米国皮膚科学会:Sunscreen FAQs(紫外線対策)
- Mothership:60歳の誕生日投稿の紹介
- The Tab:本人のInstagram投稿の紹介
